バイクに関する保険や決まりごと

当たり屋

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当たり屋に注意

バイクを狙った悪質な犯罪、それが『当たり屋』の存在です。
バイク好きにはとても残念なことですが、世の中にはこうした悪質な方法で儲けようという輩も多いので、運転には十分に注意をしなければなりません。

この当たり屋の存在に関しては、近年になりテレビや新聞で数多く報道される様になりましたので、「知っている」という人もかなり増えてきています。
このページでは、そんな『当たり屋』について詳しく書いていきます。

当たり屋とは、わざとバイクや乗用車にぶつかり、法外な慰謝料を請求するという手口のことです。
ぶつかってくるものは時に人であり、同じバイクである可能性もあります。
自分から突っ込んできたにもかかわらず、さも相手に怪我をさせられたかの様に装います。
そして、「警察には黙っていてやるから、金を払え」などと脅してきます。

なんども違反をしていて点数が減っているために、「これ以上面倒なことになりたくない」という人が話しに乗ってしまったり、警察を呼ばれるのを避けたいという思いからお金を出してしまったり・・・という人も多いため、当たり屋は一時期増加傾向にあると言われていました。
ここまで書いてみると解ると思いますが、当たられるほうが「面倒を避けたい」という気持ちから警察を呼ばず、自分で処理をしてしまうことは、とても良くないことです。
できれば警察にはバレたくない、示談で解決してほしいという思いが、こういった犯罪をはびこらせる原因になってしまっているのです。

何度もゆすってくる

当たり屋をする輩は、大抵の場合「一度お金を払ったら終わり」ではありません。
その後、体の様子がおかしいと言って再度お金を要求してくることもありますし、入院までして法外な慰謝料を請求することもあります。

つまり「大事にされたくない」といって、警察に届けないことは何より怖いことなのです。

大切なのは“事故がおきたら必ず警察に届ける”ということ。
まず、事故が起きたら必ず警察に届けるということを徹底しましょう。
そして、自身が加入している保険会社にも届出をすることです。

保険会社や警察はきちんと調査を行いますので、その結果「当たり屋の仕業である」と判断されれば、こちらが賠償金などを支払う必要は無くなります。

また、徹底した態度を貫くことは、『当たり屋』という犯罪を防ぐことにもなります。
なので、“事故に遭ったらまず警察”ということを徹底していきましょう。

この様な犯罪は、決して許されることではありません。