バイクに関する保険や決まりごと

二人乗りのルール

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二人乗りの楽しさ

バイクで二人乗りをするのは、ひとりで走るのとはまた違った楽しさがあります。
とくに恋人同士でバイクに乗って遠くへ出かけることは、ふたりで1台のバイクに乗っているということに加えて、
密着することによってよりふたりの仲が深まるという魅力もあります。

二人乗りのルール

小さな二輪車に大人二人乗るわけですから、それなりの技術が必要です。
とくに免許をとったばかりの時期は、カーブでの重心のコントロールがうまくできずに転倒するリスクなどがあります。
道路交通法ではバイクの二人乗りは免許を取得してから1年以上たたないとすることができないと決められています。

さらに高速道路でバイクの二人乗りをするには、年齢が20歳以上でそれに加えて免許を取得してから3年以上というより高い条件がもうけられています。
二輪免許は16歳から取得することができます。
仮に16歳で免許を取って3年間バイクに乗っていたとしても、19歳では高速の二人乗りはできないということになります。
他にも、18歳で二輪免許を取得して20歳になっても、運転経験はまだ2年ということになりますから、やはり高速の二人乗りをすることができないのです。

これだけ厳しい条件がもうけられているということは、それだけバイクの高速道路での二人乗りにはリスクが伴うということ。
高速道路というのは時速100キロメートル前後で走りますから、それはもし事故などがあったときには大きなリスクとなります。
周りを鉄でかこまれた自動車であっても危険のある高速道路で、体がそのまま外に出ている状態で走行することになるのです。
やはり、危険が大きいのは想像に難くないですよね。

もしも一人で乗っているのであれば、素早くよけたりあるいは車体から飛び降りるなどの回避策も可能かもしれません。
二人乗りをしているとそのような柔軟な対応も難しくなります。
そのためバイクの高速道度での二人乗りには熟練した技術と、あまり無茶をしない分別が必要となり、その結果としてのこれらの運転条件となっているようです。

これらの条件は高速道だけではなく有料道路や自動車専用道路などでも同じこと。
また、排気量125cc以下のバイクでは高速道路の二人乗りができないので注意が必要です。

高速道路ではなく一般道路であれば、より小型のバイクでも二人乗りをすることが可能です。
ただしその場合はバイクに二人乗り用のシートがあることが条件となるので注意が必要でしょう。

ちなみに、排気量が50cc以下のバイク、いわゆる「原付」では二人乗りができませんので、
二人乗りをしたい場合には最低でも小型限定免許を取得し、排気量51cc以上のバイクに乗る必要があります。