バイクに関する保険や決まりごと

ライセンス

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ライセンスとは

バイクの用語について勉強をした人なら、「ライセンス」と言う単語を聞いたことがあるはず。
走行会に参加したり、個人的にサーキットを利用したり・・・と言う経験がある人なら、きっと「ライセンス」がどんなものかご存知でしょう。

ライセンスとは、サーキットを走る時に必要な許可証の様なものです。
サーキットで発行しているライセンスを「サーキットライセンス」と呼んでいますが、どのライセンスを取得するかによって、走ることができるコースが変わります。
このライセンスはそのサーキットでのみ使用できるもの。
別のサーキットにライセンスを持っていっても使用できませんので、別のサーキットで走りたいという場合は、そこのサーキットで新しくライセンスを取る必要があります。

例えば、富士スピードウェイでは「スポーツ走行の際はライセンスの取得が必要になる」と記載されています。
富士スピードウェイFISCOライセンス新規取得

この様に記述してある場合は、走行にライセンス取得をしなければならないということ。

また、車両によっても取得しなければならないライセンスが変わりますので、「自分がサーキットで走るには、どのライセンスが必要なのか」を調べなくてはなりません。
「サーキットを走行したいから、行ってみよう」と当日行ってみても、走ることはできません。

走行会では不要

ただし、バイクショップがサーキットを借り切って行う走行会などは別です。
ライセンスと言うのは、一般にサーキットを開放した際、サーキット側が決めた枠の中で走ることができるというものです。
走行会ですと、その仕切りはサーキット側ではなく主催者側に委ねられますので、サーキットが発行しているライセンスは必要ないということになります。
大手のショップが主催する走行会だけではなく、個人がサーキットを借り切って走行会を主催する際でも同様です。
頻繁に走行会やイベントに参加する様な人だと、サーキットのライセンスは取得していないことも多いですね。

ライセンスの取得に、どういったものが必要になるかはサーキットそれぞれ。
ただ、免許証や入会する為の申込書などはどこのサーキットでも必要になりますので、忘れずに持っていく様にしましょう。
さて、気になるライセンスを取得する手段ですが、サーキットライセンスに関しては、基本的に講習を受けることで取得できるようです。
ハードルは低く、比較的簡単に取得できる様ですが、こちらもきちんとサーキットの公式HPなどで確認したいですね。

チェックしておきたいのは、サーキットによって「ライセンスが発行されるまでの時間が異なる」と言うこと。
とあるサーキットでは、申し込みをしてからライセンスが発行されるまでに一ヶ月の時間がかかるとか。
そのサーキットは「ライセンスが届くまで走行はできない」という規定がありますので、ライセンスを申請してから一ヶ月はサーキットを走ることができない、と言うことになります。
「なるべく早くにサーキットで走りたい」と言う人は、注意が必要なので、気をつけましょう。

ちなみに、ライセンスには「二輪車のレースに出場したい場合に必要になるもの」も。
このライセンスは、サーキットが発行しているライセンスではなく「日本モーターサイクル協会」が発行しているものです。
レースに出場したい!という場合はこちらのライセンス取得が必要です。