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バイクで出かけよう

フェリーで行く離島ツーリング

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フェリー予約と運賃の目安

離島ツーリングを計画する際は、まずフェリーの予約を完了させましょう。予約は各航路会社の公式サイトや旅行代理店、比較サイト、電話などで行えます。バイク積載時は車両全長・車幅・重量の申告が必須で、乗船券は椅子席や和室(雑魚寝)、デッキ席(自由席)などから選択可能です。午前便・午後便、深夜便など豊富なダイヤがあり、早朝便は都心部の渋滞を避けられるメリットがあります。
運賃の目安は、原付(125cc未満)3,000円~6,500円、中型バイク(125cc超~250cc)4,000円前後、大型バイク(250cc超)6,000円~9,000円程度です。

例として、東海汽船東京~大島航路は50~125cc未満6,500円、南海フェリー和歌山~徳島航路は125cc以下3,200円、九州商船鹿児島~種子島航路は125cc以下2,000円、750cc以上3,500円です。往復割引や早期予約割引、ネット予約割引を活用するとお得です。繁忙期は満席や運賃変動が起こりやすいため、出発日の1~2週間前には予約を済ませておくと安心です。キャンセル料は出航29日前から一律500円、出航当日は運賃の100%となるため、天候や宿泊予定を踏まえて余裕を持ったスケジュール設定をおすすめします。

各地の観光スポット

島ごとに異なる魅力がツーリング体験を彩ります。伊豆諸島の八丈島は裏見ヶ滝やトーマの浜の火山景観や湯ノ花温泉があり、島内一周ルートで絶景と漁村の風景を満喫できます。瀬戸内海の直島は草間彌生のかぼちゃオブジェや地中美術館が点在し、アートと静寂の中を走る楽しさが味わえます。佐渡島では江戸時代の金山跡や能舞台、トキ保護センターを見学でき、農村部の棚田や絶景ドライブロードも体験可能です。
小豆島の寒霞渓はロープウェイで渓谷美を上空から楽しめ、オリーブ公園では手延べそうめん体験や地元オリーブオイルのテイスティングができます。沖縄の石垣島は川平湾のグラスボート体験や美崎町の市場で南国グルメを味わい、島内の展望カフェで夕景を見るのもおすすめです。

各島ではレンタルバイクやレンタサイクル、レンタカーが利用でき、地元グルメや工芸品店、季節限定イベントなど、あらゆる楽しみ方が待っています。

快適な船旅のコツ

長時間の船旅を快適にするには事前準備が鍵です。バイクは錆止め加工のタイダウンベルトで甲板にしっかり固定し、滑り止めマットを併用して転倒防止。乗船後は展望デッキで潮風や夕景を楽しみ、椅子席や和室で読書や昼寝、ストレッチを取り入れると疲労が軽減します。就寝時は携帯用寝具や毛布、アイマスクを持参し、酔い止め薬や手首バンドも用意しましょう。
スマホやGPS機器はモバイルバッテリーで充電切れに備え、船内のコンセント位置を事前に確認してください。船内売店では軽食やドリンクが購入でき、温かい飲み物で体を温められます。ペット同伴の場合はゲージやリードを準備し、乗船規定を遵守しましょう。早朝便や夜行便を選ぶと混雑を避けやすく、日の出や星空を眺める特別な体験が待っています。雨具や防寒具、防水カバーも忘れずに携帯し、安全と快適さを両立させた船旅を満喫しましょう。