日本屈指のツーリングスポット、北海道を走ろう
東京から札幌までツーリングというと途方もない距離・・・と感じますが、たとえば東京からバイクを北海道に持っていくことが必要という方もいます。
長距離過ぎるツーリングとなりますが、東京で新車を購入し北海道に運ぶという事を目的とするなら、どのような旅になるのか、考えてみます。
空路、陸路、海路がありますが、北海道でバイクを走らせるという事も考慮して、今回は陸路で行きます。
北海道に渡る陸路、つまりひたすら自走市青森港から函館に向かってフェリーを利用します。
東北自動車道で青森に向かい、フェリーに乗って青森と函館を4時間ほどで到着、バイクで青森まで走るということを考えると、フェリーの寝台を予約する方がいいのかもしれません。
函館の町を楽しむのもツーリングの醍醐味
到着が函館ということでまずはこの街を楽しみます。
函館は港の町、横浜などによく似た風景を持っています。
春にツーリングしたライダーから、函館は桜並木などをほとんど見ることがなかったという話を聞きますが、北海道では桜が街路樹に利用されていることが少ないのだそうです。
北海道内で桜を見るという事なら江戸幕府末期から明治維新にかけて旧幕府が最後の抵抗を見せたという箱館戦争の地、五稜郭がおススメです。
桜目の名所として知られており、バイクで走るにもよい雰囲気です。
函館で少し腹ごしらえ、という事でここではやはり函館バーガーがおススメです。
有名店も多数あり、お店によって少しずつ印象が違うバーガーとなっているのでお店めぐりをしても楽しいです。
函館から札幌に向かってひた走る
通常、国道5号を内浦湾に沿って北上するというのが一般的なルートという事なのですが、日本海に沿って進むというのもよいコースです。
国道227号から江差町、乙部町方面に向かいます。
次第に緑が多くなっていき、交通量も少なくなります。
何より北海道の道はやはり広くて真っ直ぐで爽快!!このあたりの道は特に、交差することも少なく信号もなく、分岐点などがほとんどないという非常に気持ちがいい道路です。
日本海が見えてくるとそろそろ国道229号です。
ひたすら日本海を北上することになりますが、太平洋とは全く違う海の色だな・・・と感じるライダーが多いようです。
浸食されている断崖に集落があってびっくりしたり、海を眺めつつ走り内陸方面、ニセコ、羊蹄山方面に走ります。
ストレスのない走りができるのでここからかなり長い距離を走るのですが、非常にモチベーション高く走ることができます。
羊蹄山に立ち寄って休憩、もう少しで札幌!
羊蹄山に到着したら、羊蹄山の湧水の里というところによっていきましょう。
私有地となっているのですが、無料で自由に水をとっていいという場所なのです。
羊蹄山から雪解け水が地中を気の遠くなるほどの長い間通って地上に湧き出てくるという水です。
本当にこのお水はおいしいお水で、多くのライダーがペットボトルなどに入れていきます。
近くを走ることがあればぜひ、立ち寄ってほしい場所です。
ここまで来ると留寿都を経由し札幌までもう少しです。
札幌周辺でツーリングのメッカと呼ばれている中山峠を「ルスツ側からむかうルート」を選択します。
頂上まで2車線でくねくねとカーブが多い走りの楽しいルートなので、ライダーにとっては最高のルートとなります。
そのルートに添って頂上に到着後、定山渓の温泉街までぐんぐん下りこれを走り切って札幌に到着!長い旅もやっと終わりです。