熊本の美しい自然を堪能するツーリング
盆地という地形のため、夏はかなり気温が上昇する熊本、しかし山の方に向かうと非常に涼しく癒されます。
熊本、東側に位置する高千穂は、美しい緑に囲まれた地域です。
今回はこの辺りを目指して走ります。
熊本市内から出発し、島原湾に向かう道は緑川に向かう田舎道で日本の原風景をみているような気持ちになる癒しの道路です。
ここから218号線に出て緑川がちょうど交差するあたりに行くとアーチ式の霊台橋が見えてきます。
この辺りにはかなり古い橋も残されているのですが、このアーチ式の霊台橋は日本一の広さを誇り、国道の橋として以前は自動車も通る事が出来る橋でした。
しかしとなりに新しい橋が開通したため、昔の姿に復元し観光用の人が通る橋として利用されています。
休憩スペースなどもあるのでここで一息入れるのもいいでしょう。
明治以前に完成したという単一アーチ式の石橋は、現代見る事の出来ない美しい遺産です。
矢部町に向かう途中でも歴史ある橋を楽しめる
矢部町に向かうために走っていくと、また石造りの美しい水路橋が見えてきます。
通関橋というこの橋は江戸時代、水が非常に乏しい地域だった白糸台地のために、惣庄屋と石工、さらに近隣に暮らす農民の方々が作ったという橋です。
そんな昔に作られた橋が今もこうして残っているなんて、先人の知恵、技術には本当に驚かされます。
現代も季節に応じて放水がおこなわれているということなので、ツーリングの際、タイミングが合えば古くから行われてきた放水を見る事が出来るかもしれません。
矢部町のリレー夜市に行くなら7月から8月
矢部町辺りでは夏、7月から8月にかけてこの辺りの7つの商店街で順々に夜市を行うというリレー夜市がおこなわれています。
町中が一気に賑わい、赤、緑などのカラフルな提灯が飾られ、周囲には七夕飾りがそこかしこに飾られています。
この周辺では7月から8月の間、順繰りに夜市を行っていて、通称リレー夜市と呼ばれているそうです。
このリレー夜市は、昔ながらの商店街に提灯と七夕飾りが飾られ、人々が楽しそうに夜市を楽しむ姿を見る事が出来、昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚になります。
7月から8月にかけてこの辺りをツーリングするということなら、矢部町周辺の夜市に寄っていくという事もスケジュールに入れておくべきです。
暑い季節になるとツーリングも避けたくなりますが、熊本はちょっと山間部に入ると涼しい風の吹く道路が多数存在しています。
近くに点在する集落を訪ねたり、気持のいい風に吹かれながらその土地のグルメを堪能するなど、楽しみ方も様々です。
のんびりしたツーリングというのもいいものです。
