エンジンに関する用語

排気量

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排気量とは

知っている様で、意外に知らないバイクの用語「排気量」。
口では「排気量が~」などと口にしますが、実はその意味についてはあまり知られていないということもあるそう。
でも、知らないからと言って「排気量って何?」とは聞きにくいですよね。
排気量は、バイクを運転する上で基本となる用語ですので、みんな「知っている」と思ってその話をしてきます。
そんな中で、今更「排気量って何?」とは聞きにくいものです。
ここでは、そんな排気量についてお話をしてみましょう。

排気量とは、一言で言うと「一回にどれだけの空気(混合気)を吸い込み、また排出することができるか・・・と言う数値です。
たくさん空気を吸うことができる二輪車ほど、エンジンが頑丈であると言うことになります。
同じメーカーから出ている車でも、排気量が異なると値段が違うでしょう?
排気量が大きければ大きいほど、値段が高くなっているはずです。
一般的に、排気量が大きい車は車の大きさも大きくなっています。

排気量の違い

排気量が違うと、具体的にどんなところに差が出るのでしょう。
排気量が小さい車だと「スピードを出した時に回転量が増えますので、エンジンの音がうるさくなってしまいます。
逆に排気量が大きいと、そこまでエンジンを回転させなくても十分な速度が出ますので、運転している方も楽。
なんといっても、排気量が小さい車と大きい車では馬力に違いが出ますので、高速道路などを走ると違いは歴然です。
大きな荷物を運ぶトラックは、たいがい車の大きさも大きいですが、あれも排気量が大きいからこそ多くの荷物を積むことができるのです。
高速道路を良く使用する人や、ドライブを頻繁に楽しむ人は、排気量が大きな車を購入する傾向にありますね。

しかし、「排気量が大きいとメリットばかりなのか」と言うとそうではありません。
排気量が大きいと自動車税は高くなりますし、燃費が悪いのでより多くのガソリン代がかかります。
そして、車体が重い。
走行距離が同じでも、排気量が小さい車と大きい車では、小さい車の方が燃費は良いです。
はた、小さい車の方が小回りはきくので、女性の場合は排気量が小さな車を選ぶことが多いみたいですね。
車を二台所有している人だと、一台を排気量が大きい普通車にして、二台目を軽自動車にするということもある様です。

排気量が大きいから良い車とはいえませんし、小さいから悪い車であるとも言えない・・・と言うのが実際のところです。
結局は、用途によって車を選ぶ必要があると言うことでしょう。