エンジンに関する用語

トルク

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トルクって何?

バイクについて学んでいると、よく聞く用語のひとつに「トルク」があります。
みなさんは、「トルク」がどんなものなのかをご存知ですか?
バイクが好きな人でも、このトルクを良く知らないというひとも多いようです。

まず、こちらのサイトを覗いてみてください。
カーライフサポートネット」の「馬力とトルクの違い」というサイトです。
こちらのサイトが、トルクについてとても詳しく書いています。
このサイトから抜粋すると、「トルク」というのは「軸が回転する力」のことになります。
バイクを良く知らない人でも、バイクというのは「軸をどれだけ回転させるか」で前に進むということがわかるでしょう。
そう考えると、このサイトにもあるとおり「回転する力が強ければ強いほどいい」ということになりますよね。
しかし、そう単純ではないのがバイクの世界であるということです。
仮に回転する力が強くたって、きちんと回転しなければ前に進むことはできません。
力強い軸だったとしても、しっかりと早く回転しなければ、速く前に進むことはないのです。

なぜなら、エンジンを強くすればするほど回転の数は減ってしまう、ということが明らかになっているからです。
つまり、バイクを早くしようと思ってトルクをあげると、今度は回転数が減ってバイクが進まないという悪循環になってしまうということです。じゃあ回転数を上げるにはどうしたらいいのか?というと、今度はトルクを弱めなければなりません。これがどんなに困難なことかがわかりますか?
つまり、バイク界の理想である「トルクも回転数も高い」という状態を実現するのは非常に困難であるということです。この二つを両立させるために、バイク関連の技術者たちがどんなに知恵を絞っているのかが良くわかるのではないでしょうか。

トラックだとわかりやすい

上記のサイトでも例に挙げられていますが、トラックがとてもいい例です。
トラックはとてもパワーがある乗り物であるというのはご存知のとおり。
たくさん荷物を載せたとしても、このトラックは負けずにしっかりと進むでしょう。
でも、早く走れるでしょうか?かなりの力があったとしても、速くは走れないのがトラックだということですね。
これが、トルクの関係です。

まあとても分かりにくいことにはかわりがありませんが、バイクをいじっているうちに少しずつこの原理が解ってくるでしょう。いってみれば、これはもう本当に感覚で覚えるしかありません。ぜひ、実践で学んでいきましょう。