内装・外装に関する用語

カウルとは

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バイクのカウルとはどの部分?

バイクには様々なパーツが付いていますが、カウルというのはバイクハンドルを覆うようにつけられているパーツのことです。
ハンドルなどのパーツを含めてカウルということが多く、バイク初心者の方はどの部分を指すの?と疑問に思うことも多いでしょう。

カウルの形状に関しては車種によって異なり、最近は合成樹脂で軽く作られていることも多いのでバイクの重量になるべくプラスを作らないように設計されています。
カウルはそれ程重要なパーツではないという人もいますが、スピード走行をしている人にとって不可欠ともいえるパーツです。

カウルはどんな役割を果たすのか

ライダーがバイクに乗っている時にはスピードが上がれば上がる分、前方からの風を強く受けることになります。
カウルはライダーが走行中に受ける風を切る役割をもち、カウルがあることで風による負担を大きく減らすことができるのです。

バイクに乗る際にはお天気がいい日でも走行すれば風を浴びることになります。
カウルがあることで疲労しにくくなりより快適な走行ができるようになるのです。
走行している時に体力的な疲労を予防するという役割のほかにも、ライダーの体温を維持するという役割も持っています。

風を受けるとどんなに暑い日でも表面体温がどんどん低くなりライダーの体はより一層疲労する事になりますが、カウルがあれば風を切ってくれるので体温を維持することにもつながるのです。
ロングツーリングをする人にとってもカウルはとても重要なパーツとなります。

カウルにはどんな種類がある?

カウルは色々な種類がありますが大きく三つに分けることができます。
一つはフルカウルでバイク全体を覆うように作られ、一番風の空気抵抗を予防できるタイプです。
もう一つはハーフカウルと呼ばれるもので、ハンドルからヘッドにかけて覆うように設置されています。
空気抵抗は少なくしても速度は維持したいというネイキッドタイプのバイクにこうしたハーフカウルが装着されている事が多いです。

ハーフカウルを少し小型化したものがビキニカウルで手排気量や定重量のバイクによく利用されています。
メーターやヘッドライト辺りを守るように設置されており、エンジン周辺につけるモノがアンダーカウルでシート周辺に設置されているものがシートカウルなど呼び名も異なるパーツです。
空気抵抗を受けないようにするという意味では優先度が低めと考える方がいいでしょう。

カウルをメンテナンスするには?

カウルは走行中のバイクやライダーを風から守る役割を持っているため、小さい虫が張り付いたりほこりが付きやすいパーツです。
バイクを洗車する時にいきなり磨いてしまうと傷の原因となるので、必ず汚れをきれいにふき取ってから磨くようにします。

交換する際にもほこりなどが残っていると隙間に入り込みしっかり装着できなくなるのできれいに吹き上げをしてから装着する事が求められる部分です。
また購入したカウルが合わないということもあるのでしっかり整合性を確認して取り付けるようにしましょう。