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内装・外装に関する用語

ハンドルブレース

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ハンドルブレースってなに?

ハンドルブレースとは、バイクのハンドルをカスタマイズする部品です。
オフロードバイクにおいて、ハンドルの剛性を高めるために多く使用されています。

オフロードバイクのハンドルは、幅の広い一本バーが採用されています。
トップブリッジに中心部を留める構造のため、バーハンドルは剛性が不足しがちです。
この弱点を補うため、ハンドルブレースというパーツが使用されています。

ハンドルブレースはハンドル上部を左右に結ぶバー状のパーツで、これを装着することでハンドルの剛性が補強される仕組みです。
なおハンドルブレースには、ブレースバーの長さを調節できるタイプと、一定の長さのタイプがあります。
購入前に自分のバイクに合う幅を確認し、適切なタイプを選ぶようにしましょう。

ハンドルブレースの役割や効果、注意点

ハンドルブレースのおもな役割は、ハンドルの揺れを減らすことです。
ハンドルブレースをバーハンドルの中央に固定することでハンドルの振動が緩和され、ハンドルのたわみを抑制することができます。
その結果、ハンドリングの不安定さを解消し、安定したハンドリングが可能になります。
長時間の運転ではハンドルの振動が手の痺れや疲労を引き起こすことがありますが、ハンドルブレースはこうした症状を緩和するのにも役立つでしょう。

さらにハンドルブレースによって、シミー現象を抑制する効果も期待できます。
これは低速での走行中に、ハンドルや操舵系が左右に細かく振動する現象です。
これはタイヤの空気圧の低下や、ホイールのバランスが原因で起こることがあります。
適切なバランスに空気圧を調整したりタイヤを交換したりすることで解決することもできますが、それでも解決しない場合はハンドルブレースを取り付けるのが一つの解決策となります。

以上、多くのメリットがあるハンドルブレースですが、適切な取り付け方法を守らないとハンドルブレースが正しく機能しない場合があります。
取り付け方法には、メーカーの取り付け説明書に従うことが大切です。
また、取り付け後にはしっかりと固定されているかを確認してください。
不安定な取り付けでは、ハンドルブレースが外れてしまい事故につながる可能性があります。

さらに、ハンドルブレースを装備することでバイクの外観が変わることも覚悟しましょう。
ハンドルブレースによってハンドル周りが分厚くなるため、バイク全体のバランスも変化します。
そのため、自分のバイクに合うハンドルブレースを選ぶことが大切です。

ハンドルブレースは、オフロードバイクのみならず一般のバイクにも取り付けることができます。
ただし、すべてのバイクに取り付けることができるわけではありません。
自分のバイクに取り付け可能かどうかを確認したうえで、購入を検討しましょう。