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内装・外装に関する用語

マスターシリンダー

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まずは「パスカルの原理」についてかんがえてみる

マスターシリンダーについて知るには、まず「パスカルの原理」についてきちんと理解をする必要があります。
皆さんは、パスカルの原理についてご存知ですか?
実は、マスターシリンダーというのは「パスカルの原理」を利用して作られているものなので、きちんとこの「パスカルの原理」を知っておかないと、詳しい原理を知ることができないのです。
ここで、パスカルの原理について詳しく書いてある「株式会社今野制作所」の「油圧ジョッキの基礎知識」というページをみていただけるとありがたいです。

このページを見ればわかるように、「パスカルの原理」というのは「水のテコ」ということになります。
凹の形をした容器で、片方が10もう片方が50の口がついているものを思い浮かべてみて下さい。
その容器に水を入れ、それぞれに10、50の重りを載せます。
この時、10の方を50押し込んでみると、50の方は10持ち上がります。
これがパスカルの原理ということになります。何を言いたいのかというと、「片方に対して圧力をかけた場合、もう片方には均等に力が加わる」ということですね(バイク用語辞典:マスターシリンダーより)。

では、マスターシリンダーがここでどんな役割をするのかというと、レバーを押すとその分だけ油圧が変わるとか、ペダルを踏んだときに油圧が変わるとか、そういうことをコントロールする役割を果たしています。
当たり前ですが、バイクにとっては非常に重要な役割を果たす部位ですので、そういう意味でもこのマスターシリンダーの仕組みに関してはきちんと知っておきたいですね。

マスターシリンダーのメンテナンスについて

ネットをみると、マスターシリンダーのメンテナンスやとりつけ、エア抜きなどすべてを自分でやっているひとがたくさんいます。もちろん、自分の手でいろいろとやってみることがバイクの面白さでもあるのですが、初心者や自分の腕に不安がある人は、自分でやるのではなくプロに任せた方がいいでしょう。
「自分でやりたい」という気持ちもわかりますが、マスターシリンダーの様に重要なところを自分でいじって、何かがあったら大変なことになってしまいます。そのようなことを考えても、マスターシリンダーはきちんとメンテナンスにだすなどしてメンテナンスをしてもらった方がいいです。
いずれ自分で交換できるようになるまで、コツコツと技術を積んでいき、そこから少しずつ自分でやれることを増やしていったらいいのではないか、と思います。