現在のギヤ値がわかるシフトインジケーター
シフトインジケーターとは、ミッション車で走行中に、今ギヤが何速に入っているかを表示する機能をいいます。
免許をとったばかりのビギナーはもちろんのこと、これまでマニュアル車に乗っていてミッション車に乗り換えたベテランライダーでも、ミッション車に慣れないうちは、今何足で走っているのか判断できず、適切な走行ができないことがあります。
このようなときに、シフトインジケーターがあれば、ギアが何速なのかをいつでも確認できるので便利です。
シフトインジケーターは、スピードメーターとタコメーターから発せられるパルス信号をキャッチして、即座にコンピュータで現在のギヤポジションを計算することで機能しています。
計算された数値は、リアルタイムにインジケーターに表示されます。
今、何速で走行しているのかがわかるので、走行に最適なギアポジションを意識して操作することができます。
こうすることで、より安全かつスムーズにバイクを走らせることができ、バイク操作の上達に貢献してくれますし、燃費のよい走りも実現できます。
さらに車体に負担を掛けないので故障の予防対策になるというメリットもあります。
また、シフトアップインジケーター機能を搭載しているタイプなら、あらかじめ回転数を設定することができ、その回転数をオーバーするとLEDランプを点滅させて知らせてくれます。
新車のならし運転で回転数を上げたくなときや、オーバーレブの防止対策に便利に使うことができます。
対応機種を確かめてから購入しよう
シフトインジケーターはさまざまな種類のものが販売されています。
前述のシフトアップインジケーター機能を搭載しているもあれば、完全防水のものなど機能もさまざまです。
シンプルにギアだけ表示するタイプもあります。
デザインも液晶表示の文字色やバックライトの色など、商品によって異なりますから、好みのものを選びましょう。
ただ、商品によっては自分のバイクに取り付けられないものもあります。
購入前に、自分のバイクに取り付けられるかどうか、適合車種の確認を忘れないようにしましょう。
また、値段も商品によって異なります。
激安のものは1,000円台からありまずか、表示にタイムラグが出ることもあります。
よく見かけるのは6,000円以上の商品ですが、高機能のものは1万5,000円前後で販売されているモデルが多いようです。
取り付けはバイクショップなどプロに任せると安心ですが、取付費用を節約するために、説明書を見ながら自分で取り付けることも可能です。
シフトインジケーターは必ずしもなければいけないパーツではありませんが、オートマ車の場合、ギアポジションを感覚的に把握しにくいので、ギアを視覚化できるととても便利です。