1897年の会社の設立と最初のモーターバイク
George M. Hendeeによって、1897年に設立されたのが Hendee Manufacturing Companyという自転車生産会社です。
その当時、American Indianなどの名前で、販売された自転車がありました。
その名は後にIndianという名になり、 Hendeeの主力なブランドの名前になったのです。
1900年代になると、創業者が元々、自転車レースのチャンピオンだったこともあり、自転車レースのベースメーカーとして作ったのがモーターバイクの前身です。
動力はガソリンエンジンでした。
パワー抜群のマシンは好評で、やがてスプリングフィールドに一番初めの工場ができたのです。
1902年には Indian Motorcycleが販売に至り、バイクに乗ったレーサーの優勝も相次ぎました。
バイク技術と戦争
1917年にはアメリカが第一次世界大戦に関わったため、Indian Motorcycleも戦争に協力し、アメリカ軍に大量のバイクを提供したのです。
そして、1923年に The Indian Motocycle Companyに社名が変わりました。
1940年から1945年までは、第二次大戦の連合軍に協力しました。
1941年にアメリカ軍にモデル841を提供したのです。
会社は売却されながら生き残ったパワーが特長
戦争に協力したり、レースでの好成績を残したりしていた会社でしたが、1945年にはデュポン兄弟によってRalph B. Rogersに売却されました。
1950年には社長が変わったのですが、残念ながら、1953年に事業は終了に至ったのです。
しかし、1955年に復活し、レースでの歴史的偉業も成し遂げました。
いったん、諸事情で1977年に事業は終わりながらも、1998に9社の合併でIndian Motorcycle Company of America (IMCA)が設立されました。
残念ながら2003年に破産しましたが、いったん2008年に好転し、また2011年に売却となったのです。
そして、2010年代になり再び輝き出したIndian Motorcycleです。
2018年にはFTR1200がエネルギッシュに誕生しました。
このように、数々の売却を繰り返しながら、生き残ってきたパワーがこの会社の特長でしょう。
Indian Motorcycleの魅力はアメリカそのものを表現しているところ
Indian Motorcycleの魅力は、ネイティブアメリカンを思わせるところでしょう。
エンジン音がここならではのもので、古き良きアメリカを思わせるような、格調高いスタイルにも心奪われるライダーが多いです。
たとえば、伝統的なアメリカンクルーザーのスカウトがあります。
独特の排気音などがあり、現代バイクの高性能さを鼓舞しているようなバイクです。
また、FTR750も人気があります。
2011年に復活を遂げた際、スカウトを基本に作られたバイクです。
スカウトの格調高さとは違う、野性味あふれたスタイルが人気で、Indianの新たな面を見せました。
チーフ ダークホースもThunder Stroke111仕様の高性能エンジンが人気です。
スリムなスタイルに心惹かれるライダーも多いでしょう。
ブラックのボディがスタイリッシュです。
今後も、このようなモデルが次々に登場するのではないでしょうか。
Indian Motorcycleの動きに目が離せません。
