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バイク関連企業

トライアンフの歴史について

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トライアンフの特長は世界最古であること

イギリスのバイクメーカーのトライアンフは、現在、世界で活躍する中で一番古いバイクメーカーです。
実に設立から、130年の年月がたっています。
今もなお、伝統を生かしたバイクを製造している一流のメーカーです。
最新スペックを生かしたエンジンなどを、搭載しているバイクを多く製造しています。

魅力はモダンクラシックシリーズ

トライアンフの魅力はモダンクラシックシリーズです。
代表的なものはボンネビルでしょう。
空冷から水冷に進化させたエンジンや、太いトルクが個性的です。
パワーのある走りもフロントのダブルディスクの採用が活かされています。

また、美しいデザインやスタイリングも魅力です。
カスタムもしやすいので、自分なりのバイクを作ることもできます。

由緒正しいメーカーのトライアンフモーターの誕生

1885年、トライアンフはドイツ人のジーグフリード・ベッドマンによって、イギリスで誕生しました。
元は貿易会社でしたが、当時盛んだった工業の技術を生かして、自転車の製造、販売のトライアンフ・サイクル・カンパニーになり、自転車の製造や販売で成功したのです。
それを機にバイクの製造や販売も始め、成功を収めました。
やがて、1914年に勃発した第一次世界大戦の頃には世界一のバイクメーカーに成長していたのです。

1937年には、1938年型の「スピードツイン」がデビューしました。
この時代、経営者がイギリスバイクメーカー「アリエル」の立て直しに関わった、ジャック・サングスターの影響で、アリエルの4気筒と同じマルチエンジンを搭載していたことでも有名です。

第二次世界大戦後はアメリカに進出

第二次世界大戦中は軍用車を5万台、生産して軍に協力しました。
そのために、軍需産業地帯にあったコベントリーの工場は、ドイツの爆撃を受けて壊滅してしまったのです。

戦後の1949年、スピードツインの後継モデル6Tサンダーバードを発表しました。
開発に関わったのは、デザイナー兼重役のエドワード・ターナーです。
ターナーはアメリカでのヒットを予想してこのモデルを作りました。
予想通り、軽量でスピードが出るバイクとして、アメリカでも人気が出たのです。

衰退と復活

トライアンフは、ボンネビルによる黄金期を経たのですが、1968年にホンダが市場に出てきたところから衰退していきました。
1973年には親会社のBSAグループが破産してしまったのです。
このことをきっかけに、トライアンフの成長は止まりました。

復活の兆しが見えたのは1975年でしたが、1983年にはうまくいきそうだったメリデンモデルの作られなくなりました。
しかし、イングランドのレス・ハリスによって、ボンネビルの生産再開に成功したのです。

1990年にはDOHCエンジン搭載ニュートライアンフが発表されました。
それ以降の2000年になると、イギリス本社による子会社が世界のあらゆる国に作られたのです。
日本にもトライアンフ・ジャパンがあり、現在も活躍しています。