アクラポビッチの歴史
アクラポビッチは、1992年に設立されたスロヴェニア共和国のバイク用マフラーメーカーです。
創業者のイゴル・アクラポビッチ氏はもともとレース向けのチューニングに腕を振るっていたのですが、現状のエキゾーストシステムに満足できず、自分で品質の高いものを作ろうということで会社を立ち上げたという経緯があります。
設立当初は今とは社名が異なり、「スコーピオン」と名乗っていました。
しかし商標の関係からスコーピオンの名前が使えなくなり、創業者の名前を取って今のアクラポビッチへと変更されています。
アクラポビッチのロゴはサソリをかたどったものですが、それはスコーピオン時代の名残です。
アクラポビッチは、当初たった6人でスタートしたワークショップに過ぎませんでした。
しかし、創業者のアクラポビッチ氏が自信を持っていたのも当然と思えるほど、すぐに同社製のマフラーは高く評価されるようになりました。
世界中のさまざまなレースで多くの実績を残しています。
また、レース用のマフラーだけでなくBMWの純正パーツに採用されたり、ストリート用のマフラーでも評価を上げるなど、マフラーメーカーとして世界トップクラスにあると言えるでしょう。
実際、当初の大型スポーツバイク用のみのラインナップから、今ではあらゆるバイクのマフラーを手がけるようになっています。
250ccクラス用のマフラーも多数見つかりますし、125ccスクーターのような小型排気量のマシンにも高性能のマフラーを提供しているのです。
アクラポビッチのマフラーの特徴
歴史のところで述べたように、アクラポビッチの創業者、イゴル・アクラポビッチ氏は、既存のエキゾーストシステムに不満を抱いていました。
世界各国のメーカーが生み出したマフラーでは満足できず、もっと良いものが作れるはずだという自信を持って会社を設立しただけに、実際、その性能は世界のあらゆるメーカーのマフラーを凌駕しています。
今でもさらなる高みを目指して研究開発が進められており、実際、次々とハングリー精神に溢れた野心的な製品が登場しています。
高品質のマフラーをお求めであれば、アクラポビッチのマフラーを選べばまず間違いないでしょう。
品質が高いだけにアクラポビッチのマフラーは他社に比べて高価です。
しかし、さまざまな社外マフラーを試してきたユーザーも、「造りの洗練度が違う」、「高回転での吹けがまったく違う」などと高い評価をしています。
また、排気効率だけでなく、耐久性や軽量化も妥協せずに追求しているたマフラーメーカーです。
さらに、近年の排ガス規制にも負けず、音量に頼らない美しい音質のマフラーを作っています。
マフラーの交換に興味があるなら、ぜひ一度試してほしいメーカーです。
