エンジンのことを知りたい!空冷エンジンってどんなエンジン?
最近ではバイクのエンジンとしては水冷式エンジンが主軸となっていますが、空冷式のエンジンも魅力があります。
空冷エンジンを採用しているバイクには水冷エンジンと異なる感覚や魅力を持っているのです。
そもそも空冷式のエンジンというのはどのようなエンジンなのか、よくわからない状態でバイクに乗っている方も多いでしょう。
空冷式エンジンの特徴やメリットを知ると今水冷式エンジンに乗っている方もちょっと空冷エンジンに乗ってみたいなと思うはずです。
空冷エンジンの特徴とは
空冷エンジンはエンジンを冷却する時に空気を利用しています。
走行している時にはエンジンの温度が上がっていくのでそれを「風」によって冷やす方式です。
多くの空気をエンジンに当てる必要があるので、エンジンシリンダーの周辺にはフィンを取り付けることもあります。
エンジンがむき出しになっている男っぽいバイクもありますが、走行風によってエンジンを冷却する効果が高いのでネイキッドバイクなどカウルがないタイプのバイクに空冷エンジンがよく利用されてきました。
しかし高性能なエンジンが多くなり発熱量も多くなって空冷式では思うように冷却できなくなってしまったのです。
そこで水冷式を採用するバイクが近年多くなり空冷エンジンが少なくなっています。
空冷エンジンのメリットを知りたい
最近は数を少なくしている空冷エンジンですが空冷ならではのメリットもあるのです。
空冷エンジンは水冷エンジンと比較して構造が実にシンプルに作られています。
パーツ交換の必要がある時でも費用が低く水冷エンジンと比較してメンテナンスも楽なのです。
また構造がシンプルに作られているのでエンジンをより軽量化できるというメリットもあります。
修理が必要になっても費用が掛かりにくくメンテナンスしやすいので維持管理にもコストが低い、これに加えて見た目がかっこいいという意見も多いです。
空冷エンジンはエンジンがむき出しになっていて無骨で、男らしいワイルドなイメージがありこの見た目に惚れて空冷エンジンのバイクを選ぶ人も結構多いといいます。
空冷エンジンにデメリットはある?
空冷エンジンは見た目にもかっこよくてメンテナンスコストも低いなどメリットが色々とありますがデメリットもあります。
空冷エンジンを採用しているバイクが少なくなっているのでバイクのバリエーションが減りバイク選びの幅が狭くなっていることもデメリットです。
また空冷エンジンは外気温の影響を直接受けてしまうので夏の暑い日などはエンジンがオーバーヒートすることもあります。
冬場に走る分には問題ありませんが夏場に弱い水冷式とは違うデメリットを持っているのです。