DIYとは
「自分でやる」ということです。
最近は、日曜大工などでもこの「DIY」という言葉を多く使用するので、聞いたことがある人もいるハズ。
今は、ホームセンターに行けば手軽にDIYを楽しむことができるキットなども販売されているので、DIYを楽しむにはいい環境が整う様になってきました。
また、道具に関しても小型化・単純化されており、「誰でも比較的安全に使用することができるもの」が多く販売される様になってきているので、いまや「DIYは非常に身近なものになった」と言えるでしょう。
このDIYを趣味としているくらいの人がいるほどですので、どのくらい身近な存在なのか、がよくわかるでしょう。
でも、バイクの世界のことでいえば、DIYは必ずしも「良い」とはいえない様です。
バイクのDIY
バイクは命を預けるものであるということを意識すること。
最近は、バイクに関してもDIYをする人が増えてきています。
これは、自分でバイクにパーツをつけるという作業のことなのですが、「より自分のバイクである」という気持ちを新たにする為に、「できるだけ自分でパーツをつける」という人もいるほどです。
でも、この方法は胸を張って「お勧めできない」という方法であることも確か。
なぜかというと、どんなに回数をこなした人であったとしても、「専門的な知識や経験がない人が、バイクに自分でパーツを取り付ける」ということは、危険なことなのです。
バイクは命を乗せるもの。
つまり、部品のつけ方ひとつが、命に関わることもたくさん出てきます。
考えてみて下さい。
スピードを出して道路を走っている時に、突然部品がとれたらどうなるでしょう。
道路に落ちてそのままならいいですが、もしかしたら後ろのライダーに当たるかもしれません。
落とした部品を踏んだバイクのタイヤがパンクして、バイク転倒の原因になるかもしれません。
バイクに限らず、何らかの世界の「プロ」というのは、ありとあらゆる可能性を考えて仕事をします。
それが、プロとアマチュアの違いです。
もし、自分でバイクのDIYをしようと考える人がいたら、「その作業で、本当にバイクの安全を守ることができるかどうか」について、しっかり考えてください。
そして、「いざと言う時に自分の命を守ることができるかどうか」「何かあった時、相手の迷惑になるものではないか」についても、考える様にして下さい。
そうすると、「どこまでDIYをすることができるか」が自然と見えてくると思います。
DIYが駄目だというわけではなく、「その作業で、本当に誰かの命を守れるか」についてを考えましょう。