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メンテナンス関係の用語

オーバーホールとは

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バイク初心者には不向き?オーバーホールとは

バイクの上級者ともなるとカスタムも難しいメンテナンスも自分でこなしてしまうのでかっこいいなと感じます。
オーバーホールなども自分でできるライダーがいて、自分もそうなりたいといきなりオーバーホールをしてみようなんて思う人がいますが、これは絶対にしない方がいいです。

オーバーホールというのは通常の点検でできない劣化している部品の交換や調整などを行うことで、エンジンを分解して行う作業となるのでエンジンの仕組みなどの理解がないとできないことになります。
少しメンテナンスに慣れてきた人がセルフでオーバーホールに挑戦し、エンジンを組み立てられなくなったという話もよく聞きますので、ある程度の知識を持って行う必要があるのです。

セルフでエンジンのオーバーホールを行うためには?

セルフでエンジンのオーバーホールができるようになるには知識とメンテナンス技術が絶対条件です。
バイクのメンテナンスとしては難易度も非常に高い事となるので初心者の方がセルフでオーバーホールをしようと思うのは避ける方がいいでしょう。

エンジンのオーバーホールを行うためにはバルブコンプレッサーやシムゲージ、ノギスやトルクレンチ・インパクトドライバーなどの沢山の工具が必要です。
これらの工具を全部そろえるとバイクの車種によっては50万以上の費用が掛かることもあります。
オーバーホールしている時に摩耗や劣化を起こしているパーツがあれば交換することが必要です。
となるとこの交換部品も購入が必要となるので、交換する部品が何か?それによってもオーバーホールにかかる費用が全く違います。

エンジンを解体してから部品を清掃したり、劣化した部分を何とかできたとしても最終的に組み上げるのが難しいのです。
エンジンをオーバーホールして何とか組み立てられたけど、最後にパーツが1個余っていればまたくみ直しとなります。
エンジンの内部を知り尽くし構造を理解している上級者以外、手を出すメンテナンスではありません。

ショップにエンジンのオーバーホールを依頼するといくらかかる?

自分でできないとなればオーバーホールをバイクショップなどに依頼する事になりますが、バイクの車種やエンジンの種類によっても工賃が異なります。
オーバーホールを行って交換する部品が必要となった場合にはその費用もかかりますので、それぞれに費用が変動するでしょう。

一般的なことを言えばエンジンの腰上のみのオーバーホールで10万から20万程度、エンジンの腰下のみのオーバーホールで20万から30万くらいです。
バイクショップでもエンジンのオーバーホールには工数がかかり結構なお値段となってしまいます。
技術も必要なのでバイクショップの中でも技術的に信頼できる業者を選び依頼する事が必要です。